すっぴんで銀ぶら。

宝石鑑定士(俗称)だけど普通の会社員。
産業カウンセラー試験に合格!心理相談員にもなった!
国家資格となったキャリアコンサルタントにも合格!
頻度は減ったけど、旅人。
お茶やお華も嗜むけど(ホホホ)バイクも好き。
都会暮らしも、10年ちょっと。
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成熟脳 脳の本番は56歳から始まる

成熟脳

脳の本番は56歳から始まる

 

黒川 伊保子

新潮社(2018)

 

探していた、年齢と脳の変化の本はどうやらこれだったらしい。私は2012年にラジオを聴いて書いていたようだ(→こちら)。

カウンセリングのブログの方に投稿した『運がいいと言われる人の脳科学』(→こちら)にも、年齢との関係は載っていた。

 

インプット期間である28歳までのうち、前半の12年間は子ども脳型、2年の移行期間を挟んで後半の14年間はおとな脳型となるそうだ。子ども脳のうちは感性豊かに吸収し、おとな脳になると過去の類似記録と関連させるが、いわば思い込みの強い脳になる。

 

優秀なビジネスマンはエリートの型枠で、ナチュラリストは「植物系で身体によい」という型枠で物事を捉える。

なので、色々な型枠を持って使い分ける人が、頭が柔らかいということになるそうなのだが、これは脳が失敗を認めてフィードバックするからこそ、複数の型枠を持ったり切り替えたりできるとのこと。な〜るほど。

 

そして、この型枠──心理学ではフレーム・準拠枠──を理解して、そういう型枠で物事を見るから、この人はこんな言動をするんだな、これが辛いんだな、と理解するのがカウンセラーの”共感”ってことね。

 

脳の2年の移行期は思春期。13〜15歳頃。この間におとな脳への調整をするが、脳は眠っている間に書き換えられるので、この時期は睡眠が必要。確かに、良く寝ていたかも。

どういう型枠でいくのか試行錯誤している段階なわけで、思春期に悩むのは当たり前ということだね。

 

この時期、自分の気持ちを尋ねられてもうまく答えられないのだそうだ。

SNSを使えばカウンセリングに繋げられるのでは……という試みは、まさにこの世代が対象ではないか?そういう意味では、LINEなどの短いメッセージであまりカウンセラーに主訴が伝わらなかったとしても、良いのかもしれない。

 

7年周期で変化していく脳は56歳が最高出力になり、ここまで生きれば何らかの達人にはなっているそうだ。が、卑屈の達人、何もやらないことの達人、ネガティブの達人にもなり得る。本質は、56歳を過ぎたら変えられないそうだ。

 

「50代の友人を持って。50代にもなれば、どうしようもない人か、脳が成熟した人か、どちらかだから」

とラジオで黒川さんが言っていたのはこのことか!

そして、どうしようもない人からは、一目散に逃げろ、と。

 

これで思い出したのがネガティブの達人。

大先輩だが、どうにも辛くなって最近お付き合いを止めてしまった。それがちょうど50代になった頃から顕著になった気がするのだ。

 

「でも」「だって」「どうせ」「〜だから」と、ネガティブDワード連発。

情報が足りないのはインターネットをやらないせい、だから子供が受験に失敗した(情報はネットだけじゃないのに?)。働きたいけど主人の母がいい顔をしない、だから働けない(大人なのに?)。主人は縦のものを横にもしない人だから、自分は外出できない(本当にできない?させないんじゃ?)。私は田舎者だから(近所の人が聞いたら怒らない?)。都市銀行の口座を持っていないから(誰でも作れるのに?)。私、オバサンだし。私、太ってるし。

 

他人にとってはどうでもいい枠を自分で作って、そのせいにしたり、自分や家族を貶めたり。たかのてるこさんの言う『自分をいじめる』ですなぁ。

「どうしたら〇〇できるか」という発想がないようで、「〇〇できないから」で終わり。夫や子供も「あなたは〇〇だから」と型にはめられてきたのかも。ポジティブな型にはめるならともかく、ネガティブな型だったら……子供が鬱になるのもわかるわ。

 

ラジオで聴いた時は「そうなの?」ぐらいに思っていたのが、今ならよくわかる。そういえば、こんな風に付き合いが辛くなってフェードアウトした人って、その時50代ぐらいだったかも、と。

 

60代では理屈じゃなく物事がストンと入ってくる、というのが楽しみ。だから、旅行や習い事をするのに良いそうだ。

パッと思いつく旅行先は、今はフォークランド諸島ぐらいだけど、60代で行ったらペンギンともわかり合えちゃうかも!?

| のぞみ | | 20:49 | comments(0) | - | -
幸せなひとりぼっち

幸せなひとりぼっち

En man som heter Ove

(A Man Called Ove)

 

フレドリック バックマン(Fredrick Backman)

坂本 あおい 訳

早川書房(2016)

 

映画(→こちら)と同じような感覚で読んだ。

映画のキャストも絶妙だったな〜。

 

原題は『オーヴェと呼ばれた男』という意味で、目次を見ても「オーヴェという男(若者)と、〇〇」がズラリ。

「オーヴェという男……」の時は今の話で、「……若者」の時は若い頃の話。冒頭から頑固オヤジぶりを存分に発揮する59歳のオーヴェについて、今と過去を行ったり来たりしながら話が進んでいく。

 

読み進むにつれてオーヴェの事がわかってくると

「あ〜あ、そういう言い方しちゃダメなのよ」

とわかる時がある。オーヴェはブレない。自分の正しいとする事を信じて行動する。ちょっとしたルーティンが大事。

 

その結果が、図らずも他人を助けることになり、オーヴェを頼ってくる人がいても全くおかしくない。猫とも幼児とも、まあまあわかり合えている。

それは皮肉ではなくそういうものなのよ、とソーニャは言うかもしれない。

 

映画も後半は大分泣いたが、小説もそう。

これは絶対、電車の中で読んではいけないと思って家で読んだ。withタオル、である。

| のぞみ | | 19:42 | comments(0) | - | -
デンマークのにぎやかな公共図書館

デンマークのにぎやかな公共図書館

 

吉田 右子

新評論(2010/11)

 

図書の分類0(総記)の中の図書館学もなかなか面白い。図書委員だった頃は、返却された本を棚に戻すのが楽しかった。それで、分類の0から9までまんべんなく本を読むようになったのだと思う。

そんな図書委員だったので、福祉国家デンマークの図書館って?と思って手に取った。

 

私は日常生活の中で図書館に行くが、もっと図書館に行くのが普通のようだ。

一人当たりの年間貸出冊数もダントツに多い国のよう。

図書館が建てられない地域には、移動図書館が走って行ったり、船の移動図書館もあるらしい。

 

カフェがあるような図書館は日本でも増えただろうが(近所だと日比谷がそう)移民してきた人へのサポートがあったり、子供の宿題をボランティアで見る日があったりするのは、移民が多い国ならでは。そうでもしないとコミュニティから孤立してしまうものね。

 

一時期、日本の作家が、新刊本が図書館にあると売れなくて困る、というような提言をしたが、デンマークにはそれを保護するような制度があった。さすが、と思ったら、デンマーク語で書かれていることをはじめ、いくつか条件があった。

 

著者はかなり郊外の図書館も訪れていて、ヨーロッパ諸国との比較もある。

図書館愛が溢れていた。羨ましい。

| のぞみ | | 20:51 | comments(0) | - | -
鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。

鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。

 

川上 和人

新潮社(2017)

 

こういう挑戦的なタイトル、好き。

でも、好きでしょう?

好きじゃなきゃここまで書けないよね。

 

もう、随所に面白い表現を挟んでくるので、抱腹絶倒鳥物語だった。ただ、読み手の教養と雑学知識も試されているかも?

 

例えば、なかなか見つけられない鳥に

『青き衣をまとって金色の野に降り立ってくれたら見つけやすいのに』

とあったかと思えば(風の谷のナウシカ)他の個体との外見の違いについての考察には赤い彗星(ガンダム)が出てくるし、そうかと思えば

『一人ではパッとしなくても、グループだと売れると毛利元就が言ってた』

みたいな!

三本の矢がここまでアレンジされると、毛利元就も笑うしかないでしょ。

他にも気づかなかった表現があるんだろうなぁ。

 

日本鳥学会の会員数は約1200人だそうだ。日本のGraduate Gemologistより少ないではないか!(私が取った頃は日本に3,000人ほどと言われていた)

鳥類学者より、宝石鑑別できる人に当たる確率の方が高いらしい。

| のぞみ | | 19:54 | comments(0) | - | -
おとなになって読むアンデルセン

おとなになって読むアンデルセン

 

須田 論一

メトロポリタンプレス(2014)

 

童話の中には、イソップのように教訓がわかりやすい話もあるが、どういう意味なのかわからず読んでいたものもあった。グリム童話がかなり怖いものだったので、アンデルセンはどうかなと読んでみた。

 

時代背景の解説や、だからこれはこういう教訓だったのだろう、という考察がある。

『マッチ売りの少女』など、こういう解説だと少し救われる。

 

子供の頃は、かなりお世話になったな。

『人魚姫』『親指姫』『裸の王様』『みにくいアヒルの子』『赤い靴』『マッチ売りの少女』『雪の女王』『野の白鳥(白鳥の王子)』……。

 

花粉症にネトルが良いと聞いたハーブ屋さんで、ネトル=イラクサなので店員のお姉さんも私も『白鳥の王子』を思い出して「イラクサでベストを編んで白鳥に投げかける話!」と盛り上がったのも懐かしい。

 

アンデルセンはかなり屈折してみたい。

貧困、11歳で父親の死、女性と交際できず。いきなり自分の生い立ちから諸々書かれた熱烈な手紙を貰ったら、女性の方はちょっと引くよね……。

現代の精神科医が診たら、アノ辺りに診断を出しそうな感じ。

| のぞみ | | 13:28 | comments(0) | - | -
バッタを倒しにアフリカへ

バッタを倒しにアフリカへ

 

前野ウルド浩太郎

光文社(2017/5)

 

番組は終わってしまったが、J-WAVEのBOOK BARで紹介されていた本。紹介内容はよく覚えていないものの、タイトルが強烈で覚えていた。

 

いや〜、パワフルな人がいたものですな。

ファーブルに感化されて昆虫博士になる!と決意、アレルギーになるほどバッタの研究をして博士にはなったものの、ふと気づくと生活の糧を得る職がない。ファーブルですら、教師をして稼いでいたというのに。

 

裏表紙には『実は、バッタに喰われにアフリカへ』とある。

子供の頃に、バッタの大群に襲われた女性が緑色の服を食べられてしまった、というニュースを見て、羨ましいと思っていたのだそうだ。

 

フランス語の勉強を後回しにして、一路モーリタニアへ。

ところが、まさかの干ばつでサバクトビバッタがいない!

このサバクトビバッタというのは、単体でいると緑や茶色のバッタなのに、群れると黄色×黒の危険カラーで攻撃的になるのだそうだ。大発生すると、通った後には草一本も残らない、というアレだね。

 

LocustとGrasshopperの違いも説明されていた。

ハムナプトラ/失われた砂漠の都』でトラブルを起こしがちなエヴリンに向かって、博物館長が"You are disaster! Locust!"と言うシーンを思い出した。Grasshopperなら問題ないが、Locustは災害なわけだ。

 

それはともかく。

研究室で研究していた日本とは違い、いきなりフィールドに出る時の工夫や、モーリタニアの人達との交流の様子が本当に面白い。

へこたれないと、道は拓けるものよね。

 

京大の白眉センターに応募するくだりも、ウフフとなった。

「京大、おっかねぇ」ってソコなの!?

| のぞみ | | 19:59 | comments(0) | - | -
ブリット=マリーはここにいた

ブリット=マリーはここにいた

 

フレドリック バックマン(Fredrick Backman)

坂本 あおい 訳

早川書房(2018)

 

いたわ、ブリット=マリー。原題の"Britt-Marie var har"も"Britt-Marie was here"って感じなのかな。

 

前作『おばあちゃんのごめんねリスト』を読んでいなくてもわかる。でも、読んでいるともっとわかる。

 

家事を完璧にこなさないと気が済まず、スケジュールはリストに沿って。変更があるといけないから、必ず鉛筆書きで。判断も捉え方も独特。

精神科に掛かれば何かの診断は出てしまいそうだけれど、生い立ちを考えるとね。それに、癖はあれどどこかラブリーなのだ。どうしてだろう。

 

それが証拠に、やっと見つけたユースセンターの管理人の仕事で、初めは住民と馴染めなかったが「今、友達ができた」という瞬間がある。特に、2人と1匹。いや、もっとかな。

カトラリーの順番はこうでないと!という拘りが通じる相手もいた。

 

自分が必要とされる場所にいたい。

必要とされれば全力でやる。

何か言う時も、感じ悪く言っていないつもり。

他人に言われたことも一旦は受け止める…時もある。

 

ちょっと共依存になりがちなタイプかもしれないけれど、自分を見失っているわけでもない。今後、エルサのいる街(家?)に戻るとしたら、一段と成長して面白くなっているかも。

| のぞみ | | 18:30 | comments(0) | - | -
イベリコ豚を買いに

イベリコ豚を買いに

 

野地 秩嘉

小学館(2014)

 

イベリコ豚の取材をしようと思ったら、日本で口蹄疫発生。収まってからもなかなか取材許可が下りず、「そうか、取材じゃなく買えばいいんだ」と方針を転換したくだりが面白い。

 

スペインに行った時、生ハム盛り合わせの中にベジョータがあり、ナッツ風味を感じた。脂が美味しい。

スペインの豚が全てイベリコ豚ではないし、イベリコ豚と呼ばれる品種のうち、どんぐりを食べたものだけがベジョータとなる。森に放つ頭数も管理する。だって、どんぐりも多い年と少ない年があるものね。

 

だから、”ブルガリア産ダマスクローズ100%使用”が恐らく生産量以上にあふれているように、日本の”イベリコ豚”はあまりイベリコ豚ではないのかもしれない。まぁ、日本でイベリコ豚製品を買ったことはないけれど。

 

豚農家のプロ根性とか、イベリコ豚を慈しむ気持ちが良かった。

著者はカネ、カネ、というモードになることがあって、それはちょっと……。

採算度外視でやれというわけではなく、言うタイミングが違ったかな。

| のぞみ | | 20:39 | comments(0) | - | -
ハリネズミの願い

ハリネズミの願い

 

トーン・テレヘン(Toon Tellegen)

長山 さき 訳

新潮社(2016)

 

ハリネズミが森の動物を招待しようと、手紙を書く。だけど

『でも、だれも来なくてもだいじょうぶです』

と書き足して、手紙は出さないまま引き出しの中へ。

 

ゾウが来たらどうしよう?クジラが来たら?

キリンが来たら?ヤマアラシは?

 

臆病で繊細なハリネズミは、自分の針で誰か傷つけないか心配している。

想像の中で招待した動物たちが、家を水浸しにしたり、ハリネズミから針を抜いたり、家を壊したりしても、紅茶を勧め、もう帰ってとは言えずにいる。

 

「言ってしまえばいいのに」とか、「考えすぎじゃない?」とか言いそうにもなるけれど、多かれ少なかれ気を遣って言えなかったことや、勝手な想像で行動に移せないことも、人間関係の中ではあるよね。

家庭医でもある著者の優しさが垣間見える。

| のぞみ | | 20:04 | comments(0) | - | -
おばあちゃんのごめんねリスト

おばあちゃんのごめんねリスト

 

フレドリック バックマン(Fredrick Backman)

坂本 あおい 訳

早川書房(2018)

 

幸せなひとりぼっち』と同じ作者と知り、読んでみた。この映画(→幸せなひとりぼっち)はとても良かったが、そういえば原作は読んでいないので、この機会に読んでみようと思う。

 

主人公のエルサは、もうじき8歳になる7歳。唯一の友達は77歳のおばあちゃん。

エルサは学校でよく追いかけられるので、逃げるのが得意。言葉を沢山知っていて、わからなければWikipediaで調べる。「変な子」「年の割には大人っぽいことを言う」などと言われる。

一方のおばあちゃんは、これまた変人。夜の動物園に忍び込んだり、警察署でタバコを吸おうとしたり。

エルサに沢山のおとぎ話をしてくれた。そして、エルサを残して死んでしまった。死ぬ前にエルサに託された手紙をめぐって、エルサの”大冒険”が始まる。

 

エルサはADHDかなと思ったけれど、いじめを受けていることによるものかも?ママは離婚して、今同居しているのは新しいパパで、もうすぐ赤ちゃんが生まれる。離婚したパパにも新しい妻と子がいて、2週に一度はそちらの家に泊まりに行く。7歳でこんな思いをするなんてね。

 

おばあちゃんはもっと変人だし、同じアパートの住人達も負けず劣らず個性的なので、そのうちどうでもよくなっていく。

『幸せなひとりぼっち』の偏屈ジイサンも、そうなるべくしてなったことがわかると「そりゃ偏屈にもなるわね」と思ってしまうような感じか。人は誰しも歴史があって、決して順風満帆なだけの人生ではない。

 

手紙を見つけて届ける過程で、一人一人の顔がハッキリしてくる。そうするともう、言動がいちいち愛おしくなってしまう。

そのうちの一人、ブリット=マリーが次回作の主人公らしい。楽しみ。

| のぞみ | | 21:11 | comments(0) | - | -
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