すっぴんで銀ぶら。

宝石鑑定士(俗称)だけど普通の会社員。
産業カウンセラー試験に合格!心理相談員にもなった!
国家資格となったキャリアコンサルタントにも合格!
頻度は減ったけど、旅人。
お茶やお華も嗜むけど(ホホホ)バイクも好き。
都会暮らしも、10年ちょっと。
そんな私のROCKでLOHASな日常生活を綴った日記っぽいものです。

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日本橋本石町やさぐれ長屋

日本橋本石町やさぐれ長屋

 

宇江佐 真理

講談社(2014/2)

 

文庫が3月に出た。と、実家で新聞を読んでいたら広告が出ていた。母が好きな作家なので入院先に届けようと、実家からの帰りに買った。ちょうど持っていた本を行きに読み終えてしまったので、帰りはこの本を読んで帰った。

 

母も私も、この手の江戸庶民の話が大好き。

長屋には色々な人が住んでいるので、それぞれ順に焦点を当てたオムニバスになっている。

 

人に歴史ありだし、それぞれに事情がある。

裕福に見えても、幸せとは限らない。

なんのかんの井戸端会議をしながら、助け合って生きていくのも良いもんだねぇ、なんて思う。

| のぞみ | | 21:25 | comments(0) | - | -
脚がむずむずしたら読む本 ─ 眠れない…イライラする…

脚がむずむずしたら読む本

眠れない…イライラする… 

 

井上 雄一

メディカルトリビューン(2011/11)

 

脚がむずむずする人は、つい手に取ってしまう?

私は手にしたわ。

 

推定患者数200万〜400万人のうち、適切な治療を受けているのは5%ほどらしい。私は頭痛で神経内科に通っていたから聞きやすかったけれど、この本で紹介されているのは睡眠外来だった。確かに、眠れない。

 

私の場合、四大症状に見事に当てはまり、且つ、貯蔵鉄の検査をしてもらったらまさかの鉄欠乏だった。一般的な血液検査ではヘモグロビンがむしろ多く貧血という診断になったことはないので、貯えが無いとはわからなかった。

 

これが起こる子供が、ADHDと誤診されてしまうのは、確かにあるかもしれない。足がムズムズして動きたくなるだけなのかも……ただ、大人の語彙力をもってしても、この不快感は表現しづらい。なんとか大人が気づいてあげられると良いのだけれど。

 

半月ぐらい薬を試してみて、薬を飲んだ方が良い自分なりの基準もできたし、休日にはあまり起こらないこともわかった。

「休みだ、ヒャッハー!」ってドーパミンが出るのかな。

| のぞみ | | 14:58 | comments(0) | - | -
カルピスをつくった男 三島海雲

カルピスをつくった男 三島海雲

 

山川 徹

小学館(2018/6)

 

カルピスは、子供の頃にお中元で届いたら嬉しいものナンバーワンだった気がする。あの水玉の、しかも違う色(フルーツ味)が入っていたりすると、白×青の水玉より嬉しさ倍増。

でも、当たり前にあったから、誰かが作り出したなんて考えたこともなかった。

 

雑学クイズのようなもので、カルピスの前に、好評すぎて製造中止に追い込まれた製品があった、という話を知った("醍醐味"という商品)。その時に、ルーツはモンゴルと知ったのかな。

 

この本は東京メトロの駅に置いているフリーペーパー、Metro min.のTASTING BOOKSという私の好きなコーナーに載っていた。

 

三島海雲は貧乏寺にに生まれ、13歳で出家。僧侶教育機関で仏教修行と同時に英語も学ぶ。

北京に渡ってまず日本語教師となり、貿易会社を立ち上げる。その中でモンゴルへ行くようになり、遊牧民の作る乳製品を口にする。

 

元々身体が弱かったのだが、この乳製品を滞在中に食べていたところ、みるみる元気になった。

作っていたおばあさんから乳搾りを手伝い、乳製品の作り方を教わって細かくメモして、一度教えれば再現できたそうだ。ある朝、おばあさんが作る前にもう三島が作ってしまっていた、というエピソードが載っていた。

「こんな美味しいものを食べた」という感想だけでは、カルピスは生まれなかったわけだ。

 

三島は経営者には向いていなかったという証言がいくつも出てきたが、人のため、健康のためになるものを作るのだ!という思いが真っ直ぐ。これは僧侶ということにも関係ありそう。

 

関東大震災の後に、皆に影響補給してもらおうとカルピスを無料で配って、結果として大変な宣伝効果があったそうだ。

これが「ここで配っておけば良い噂が広まって……フフフ」という気持ちでやると、なんとなくいやらしくなるのかもね。

 

ちょうど読み終わりそうな頃に、J-WAVEのMAKE MY DAYの中のMEET THE INOVATIONというコーナーでもエピソードの一部を紹介していた。

カルピス誕生から100年。モンゴルでの出会いがなければ、私達のおやつタイムもかなり変わっていたはず。

| のぞみ | | 20:10 | comments(0) | - | -
むかしむかしあるところに、死体がありました。

むかしむかしあるところに、死体がありました。

 

青柳 碧人

双葉社(2019/4)

 

東京メトロのフリーペーパー、metropolitanaの中の大好きなコーナー『いか文庫 本日は閉店なり』に載っていた(→こちら)。そんなに衝撃的なのかと思ったら、確かに。

 

『〜死体がありました。』というタイトルの通り、日本の昔話が「めでたし、めでたし」で終わらずに死体が出てきてしまう。

 

5編あり、ミステリーの鉄板のアリバイやらダイイングメッセージやら密室やらと、昔話が交錯していく。

 

一寸法師の不在証明

花咲か死者伝言

つるの倒叙がえし

密室龍宮城

絶海の鬼ヶ島

 

鶴は恩返しもするのだが……うむむ、それで倒叙がえしか。だからあそこでちょっと「ん?」と思ったのか、そうかそうか。

 

いか文庫で話題になったのは『花咲か死者伝言』で、衝撃はこれが一番だったかも。犬の語りが本当にほんわかしていて、おじいさんは良い人で……なのに。おじいさんが殺された後に皆で謎解きをする。ダイイング・メッセージの解読だな。

死者たちも、もしかして季節が廻ったら浮かばれるかもしれない。それだけが救い。

 

鬼ヶ島の鬼たちなんて、なんかもう哀れになってしまう。まぁ、多少悪い鬼はいたのだが。

鬼の中での桃太郎伝説というのが、我々が知っている話とは逆の立場なのが面白いけれど、平和に暮らしていた鬼から見れば恐怖でしかないね。

| のぞみ | | 19:24 | comments(0) | - | -
自分の眼で見て、考える

自分の眼で見て、考える

 

安野 光雅

平凡社(2019/2)

 

”のこす言葉”というシリーズらしい。

 

絵の入選に囚われず誇りを持ちなさい、という話で

『「誇り」というのは、自分の体にくっついている劣等感をはぎとって、あれも、これも、と剥ぎ落としていった時、最後に残るもの』

と言う。なるほど、はぎ取るのは見栄じゃなく、劣等感なんだ。

 

中学と高校の美術の教科書を彫刻家と一緒につくった時に「分類をしない」と書いたそう。

『分類をすると、わかった気になって安心してしまう』

『一般に、人は分類したがる』のだと。

確かにそうだ。分類して、名前をつけたがる。

どうしてだろうね。わかった気になりたいのかな。

絵を描く人の言葉が響くのは面白い。

 

私は氏の「旅の絵本」シリーズが大好きで、英国編を時折眺めている。

これは下書きが無いらしい。だから位置関係が違う(英国人に指摘された)ことがあるのか。でも面白い。あれは安野さんの頭の中から出てきた順の英国なのかも。

 

あれを英国人に見せると楽しい。童話のキャラクターは見つけていたが、風景の中から「ここ、ターナーの絵みたい」と指摘した人がいた。

3巻目からそういう遊びをし出した、と書いてあった。3巻が英国編だ!

| のぞみ | | 21:35 | comments(0) | - | -
犯罪小説集

犯罪小説集

 

吉田 修一

角川書店(2016)

 

映画『楽園』を観た後で読んだ。

この中の『青田Y字路』と『万屋善次郎』を組み合わせて、エピソードを加えたわけね。だから

「あの時あの場にいたでしょう?」

という会話が繋ぎになったわけだ。

 

上記の「閉鎖的な社会って怖いわ〜」という話の他に、平凡な主婦がある日どうなるかわからないな、とか、遊んでばかりいるとこうなるのか、とか、大なり小なり犯罪の話が入っていた。

 

遊興三昧のバカ息子の話なんて、レバノンに逃亡した元日産のカルロス・ゴーンを思い出す。世界の世論も厳しく、レバノン政府が自ら引き渡しを申し出る、なんてなれば良いのにな。

| のぞみ | | 20:54 | comments(0) | - | -
読書

本リストを集計したら、今年読んだ本は53冊か54冊となりそう。

まさに週一冊。

 

通勤電車の乗車時間が短かったり、混んでいて読めなかったりするので、時間を取れるのは昼休みと就寝前。

 

就寝時にマッサージクッションを使うとそのまま寝てしまい、肩・首・背中が痛くて真夜中に目覚める、という逆効果になってしまうことがあったので、就寝前に壁に寄り掛かった状態で背中に当てることにした。

15分で自動的に切れるので、切れたら寝る合図。その15分は、本だけに集中。

 

産業カウンセラーの受験資格を得るために、大学3年に編入した時、入学式で言われたのは

「勉強時間が取れないと皆さん不安がるのですが、一日15分でも良いので、とにかくテキストを開いて下さい。大丈夫です、毎年〇人入って、きちんと卒業されています」

 

ほぼ通信で、時々スクーリングがある形式ゆえのことかな。

私は社会人になってからも何かと勉強なり習い事なりしてきたので、それを大学の勉強に替えるのはたやすいことだった。

 

一日15分、ひと月7.5時間(一日の労働時間だわ)、一年91.25時間。

小さな事の積み重ねというのは、これほど効果があるのだ。

| のぞみ | | 21:08 | comments(0) | - | -
不思議の国のアリス(トーベ・ヤンソン版)

不思議の国のアリス(トーベ・ヤンソン版)

 

ルイス キャロル(著)

トーベ ヤンソン(イラスト)

村山 由佳(訳)

KADOKAWA/メディアファクトリー(2006/2/28)

 

トーベ・ヤンソン挿絵のアリスだ!と手に取ると、村山由佳訳とある。あの村山由佳?と表紙をめくると、やはりあの《天使の卵》の。

 

読み慣れた訳ではないので「こんなだったかな?」と思う場所もしばしばあり、翻訳も子供ながらに(子供だからこそ?)影響力があるんだなぁと思った。

なんでも、アリスがお話を聞いているうちにウサギ穴に落ちてしまうので、お話を語っているような口語にしたのだそうだ。

 

ルイス・キャロルの言葉遊びを訳すのは難しそうだよね〜。

トーベ・ヤンソンの挿絵は、ムーミンとはまた違った感じ。アリスの世界のシュールさには良く合う。

| のぞみ | | 21:26 | comments(0) | - | -
メアリ・ポピンズ

メアリ・ポピンズ

 

トラバース (著)

安野光雅 (イラスト)

岸田衿子 (翻訳)

 

朝日出版社(2019/1/26)

 

絵が安野光雅!

そこに惹かれて読んで(見て?)みた。

 

メアリが結構冷たくて驚いた。

私の中のメリー・ポピンズというとやはりジュリー・アンドリュースのイメージなのだろうなと思った。何せ、子供の頃に刷り込まれたんだから。

本のメアリは、どちらかというと映画のリターンズのエミリー・ブラントに近い感じ。

 

でも、どんなに冷たくても、この世界観が好き。

リターンズを観に行った時、オープニングの雰囲気だけで懐かしくて泣いてたもんなぁ(早)

| のぞみ | | 21:02 | comments(0) | - | -
グリムにおける魔女とユダヤ人

グリムにおける魔女とユダヤ人

メルヒェン・伝説・神話

 

奈倉 洋子

島影社(2008)

 

こういう研究、面白そう。

グリムは初稿から初版〜第〇版と版を重ねるにつれ、表現がかなり変わっていったのだそうだ。

 

例えばヘンゼルとグレーテルに出てくる魔女は、最初は単なるおばあさんだったそうだ。もちろん、子供をどうにかしようという下心はあっただろうけれど。

それが、版を重ねるにつれ、目が赤くて鉤鼻の…みたいな形容が追加されていく。

 

また、継母=魔女という話も、最初は実母だったものがある。白雪姫もそうだったよね。

これは、実の親が子供を虐待するなんて本は教育上よろしくなかったので、では血の繋がりのない継母にしてしまえ!ただの継母のイジメでもやはり教育上よろしくないので、魔女ということにしてしまえ!となっていったらしい。

 

原語のドイツ語には魔女を表す言葉がいくつかあり、グリムは使い分けていたようだ。ドイツ語がわかると、この辺りももっと面白いに違いない。

そもそもは、善い行いをすれば褒美を与え、悪い行いをすれば罰を与えるような二面性があったのに、魔女は一方的に悪くなっていった。その背景には、魔女裁判がある。あー、そういう時代か。

 

そういえば、心理占星術の鏡リュウジさんも言ってたな。

英国でも魔女と呼ばれる(もしくは名乗る)人達がいて、占いをしたり、薬草を扱ったりする。

 

ドイツでもそうで、民間医療として人々は利用してきた。

それが、魔女狩りの時代になってくると、怖くなってしまったんだろうか。いつの世も、何者かを悪者にしておけば自分達は安泰、という理論がどうもあるようだ。先日観た映画『楽園』しかり。

 

ところで、メルヘンはメルヒェンなのだな。勝手にメルヘンとカナを振っていたものに慣れていただけなので、メルヒェンの方が発音が近いのかな。

 

面白かったのは、妖精譚はドイツには無いのだそうだ。妖精が出てくるのは、フランス発の話。ゆえに、ふわふわした妖精が、鉤鼻のおばあさんになることもなかった模様。

| のぞみ | | 20:41 | comments(0) | - | -
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