すっぴんで銀ぶら。

宝石鑑定士(俗称)だけど普通の会社員。
産業カウンセラー試験に合格!心理相談員にもなった!
国家資格となったキャリアコンサルタントにも合格!
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9人の翻訳家 囚われたベストセラー

9人の翻訳家 囚われたベストセラー

LES TRADUCTEURS

THE TRANSLATORS

 

監督:レジス・ロワンサル

 

2019年/フランス・ベルギー

ヒューマントラストシネマ有楽町にて [105分]

 

『タイピスト!』の監督。あんな楽しい感じではなかったけれど、別の意味でスポ根みたいなところがあった。

 

ダ・ヴィンチ・コードシリーズの『インフェルノ』出版の際、原稿の流出を恐れた出版社は、各国の翻訳者を地下室に隔離して、密かに翻訳作業を行った、というエピソードから生まれたミステリー。

 

全世界待望の三部作『DEDALUS デダリュス』最終巻の各国同時出版のため、9カ国の翻訳者がフランスの郊外の洋館に集められた。ロックされた地下室で外部との接触は一切禁止され、毎日20ページの原稿だけを渡される。

そんなある日「冒頭10ページをネットに流出させた。500万ユーロ支払わなければ全ページを流出させる」という脅迫メールが出版社社長の元に届く──。

 

翻訳する言語は、英語、ドイツ語、スペイン語、イタリア語、ポルトガル語、ギリシャ語、ロシア語、中国語、デンマーク語。フランス語からの翻訳なので、共通言語はフランス語。日本語が出てこなくて残念だけど、意外なところで日本が出てくる。

 

イタリア語の翻訳者が『LORO 欲望のイタリア』『あしたのパスタはアルデンテ』のリッカルド・スカマルチョ、ロシア語がオルガ・キュリレンコ。スペイン語の人も見たことある気がする。

 

翻訳者は密室にいる。脅迫者は、外部の人間か、翻訳者もグルか、内部の人か、はたまた社長の自作自演か。

あまりトリックに凝り過ぎてしまうと、動機が今ひとつだったりもする。オルガ・キュリレンコ繋がりで『ある天文学者の恋文』を思い出してしまったが、動機が気持ち悪くて少なくとも周りの女性には不評だった。

 

それが、だんだん明かされていくと、広義の怒りと個人的な怒りが動機になっていて、そりゃ無理ないわ、などと思ってしまうのだ。

新たな事実を突きつけられても、驚愕というよりは「なるほどね」という感じだった(驚きがないわけではなく、なんだか自然)。

全てを知った上で、もう一度観たくなる作品だった。

 

映画鑑賞後、ダ・ヴィンチ・コードシリーズ翻訳者の越前敏弥さんと、本作の字幕翻訳を手掛けた原田りえさんのトークイベントがあった。

翻訳者あるあるには「へぇ〜」だったし、『インフェルノ』の10人目になったかもしれないなどという話を聞くと、そんな凄い人が目の前にいらっしゃるのだわ、などと思ったりした。

 

ただ、我々全員はたった今、映画を観終わったわけで、しきりにネタバレがとおっしゃっていたが、何がバレるというのだろう?と疑問だった。

 

↓☆以降の続きページはネタバレあり。ご注意を。

 

☆ ★ ☆

チケットはJ-WAVERADIO DONUTSで貰った。

初日の1/24に観ようかとサイトを見たら、トークイベントがあることを知った。この発売が1/22の0時だったので、頑張って起きていたわけだ。

 

ムビチケOKだったのは有難いけれど、ここのシステムは座席確保よりムビチケ認証の方が先なので、その時間で席がちょっと埋まってしまった……でも、トークイベントがあるならココ!という席は空いていて良かった。

☆ ★ ☆

私は『デダリュス』の内容は断片的なままで良いかな。

 

金儲けしか頭にないアームストロングと違って、アレックスは傷つく人が出てきたことに心を痛める良い奴ではないか。

「文学への冒涜」「翻訳者を家畜扱い」に対する怒りと、大切な人への仕打ちに対する復讐。遂行する鋭い頭脳。掴みどころがない部分と、憎めない部分と。

 

恐らくロンドンに行かされるのはローズマリーだろうと踏んで用意されたものに、ちょっと鳥肌が立った。ローズマリーの行動は『プラダを着た悪魔』のアンディとも重なる。気づいちゃった、という時、人はああいう行動に出るのかな。

 

警備員の人情も良かった。「お悔みを」とか、ギリシャ語翻訳者の労いに対して、顔には出さなくても心が動いていそうなところとか。それで、雇われているとはいえ、あまりの惨状に見かねたわけだ。

 

9人の翻訳者それぞれが抱える事情や想いも垣間見えて、ちょっとした群像劇でもある。「人」の面から観るのも面白いかもしれない。

| のぞみ | 映画 | 21:00 | comments(0) | - | -









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